クローズ外構について

クローズ外構とは、隣りの家や道との境界線を高い塀やフェンスで囲み、外からの視線を遮ることを目的にデザインするスタイルの外構です。都市部や住宅街などの人通りや交通量が多い地域で多く見られます。

中から見ると閉鎖感が強いため、広めのお庭があるお家で取り入れるのがおすすめです。

そのからの視線を完全にさえぎることが出来るため、プライバシーを守るとともに防犯性を高めることが出来ます。

まわりの目を気にせずお庭で家族団らんできたり、友人とバーベキューパーティを楽しむこともできます。

また、敷地全体が塀やフェンスで囲まれているため、小さいお子さんやペットが急に道路に飛び出してしまうといった危険性がありません。

外部から死角になりやすく、一度不審者が侵入してしまうと外からの視線を完全にさえぎることが出来るため、侵入の標的にされてしまう可能性があります。

対策として警備会社と契約したり、敷地内に防犯カメラを設置するなどして侵入しようと思わせないような工夫をすることが大切です。

特に敷地が狭い場合、高い塀は中から見ても圧迫感を感じます。その場合完全に目隠しをするのではなく、視線の高さだけを遮るなどの工夫をしましょう。

敷地の境界をすべて塀で囲もうとすると、かなりの量の資材を用意する必要があります。

また、完全に視線をさえぎるにはそれなりの高さも必要になるため、想像以上に費用がかさみます。

全面を高い塀で囲っていると、とっつきにくい印象に映ってしまったり、威圧感を与えてしまう事もあります。

近隣との交流を拒絶していると思われないような配慮が必要です。

敷地内では外からの視線を気にせず、自由に暮らしたいという方におすすめです。

特にお庭での活動に集中したいという方にはおすすめのスタイルです。

隣りの敷地内に洗濯物が落ちてしまった、落ち葉が隣に入ってしまったなど、敷地の境界をめぐってのトラブルはよく聞く話です。

そんな問題を起こさないために境界をしっかり仕切っておくことは、お互いにとっても有効です。ただ、近隣を拒絶していると感じさせない配慮を怠ると、それがきっかけでのトラブルにも繋がりかねないため注意が必要です。

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